アップルの技術文書

情報アーキテクチャの覚え書きです。

情報アーキテクチャ (Wikipedia)
情報アーキテクチャ(Information Architecture)は、知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である。

iPhone OS Reference Libraryを題材に、アップル社の社外向け技術文書の整理手法を記してみたいと思います。

iPhone OS Reference Library

起点ページが提供する四つの関心事:

  • Overview
  • Getting Started
  • Required Reading
  • Featured

Overview(概観)で文書の分類方針を把握し、さあ、Getting Started(始めよう)。
Required Reading(必読書)も大事ですよ。Featured(特集)なんてのもあります。

おそらくこれは永遠の中級者を対象にしたものです。実装例として、自分で文書を整理する際に参考にできそうです。またユーザ体験面では、ふだんは折り畳んでおき、必要な時に参照できるようになっています。

Overviewにあるとおり、ドキュメントは次の四項目で分類されています:

  • Topics
  • Frameworks
  • Tools
  • Resource Types

私がiPhoneのプログラムをストレス無しに楽しんで書けるのは、次のTopicsが提供されているおかげです。

  • Guides
  • Reference
  • Sample Code

この分類のおかげで参照にも案内にもなっていない中途半端な技術文書が生み出されることはありません。絶妙の関心の分離です。要求開発でも追跡可能性を保証して要求と仕様を分けた方が上手くいきますよね。ただ、こういった仕組みづくりをやり過ぎると創造性が失われるので注意が必要ですね。

中級者に合わせてデザインせよ(About Face 3)

  1. 初心者が苦痛を感じることなくすみやかに中級者になれるようにすること。
  2. 上級者になりたいと思っている中級者の前に障害物を置かないこと。
  3. 何よりもまず、永遠の中級者がその位置に留まる限り幸せでいられるようにすること。

使えるライブラリにするには分類だけでなく、応答速度などのユーザビリティやサンプルコードが本当に役に立ち鮮度が維持されているかといったことも大切です。と書いてみて、インタラクションデザイン面での覚え書きも必要に思えてきました。

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